診療所開設以来最大の事件が発生!

ある晩のことでした。

間もなく100歳になられるご健脚の入院患者様Oさんが深夜帯に寂しくなって「息子さん会いたい。家にかえりたい」と訴え、傘や懐中電灯で窓を割って外に出ようとしたりして、1人で夜をまもる夜勤看護師Kさんは困り果てていました。

そうこうしているうちに外に向かって「助けて~。殺される~。」

                 「火事だ~。」

などと叫び通行人の方が警察に通報、パトカーが出動する事態となりました。

おまわりさんが3人いらして事情聴取後、状況を把握され看護師Kさんに労いの言葉をかけて帰られました。

結局、深夜12時に息子さんが迎えに来られOさんは大喜びでご退院されました。

その日の午後、息子さんが謝罪にみえました。

Oさんは「火事だ~。」と叫べばみんな出てきてくれるとお友達に教えて貰ったとのことでした。

朝のミーティングでこの1件を聞いたスタッフ一同は

「平穏な晩はとてもとてもありがたいことなんだ。」と思いを新たにしました。

ベテラン看護師Kさんはまるで何事もなかったかのように今日も元気に病棟で働いています。さすがです~‼